パニック障害から乳がんへ

昨年の夏にパニック障害を発症。

初めまして。



 命の大切さを痛感する毎日備忘録のような形で残したいと思い始めました。
どうぞ、よろしくお願いします。


昨年から生死にかかわるような体験をして(実際はそれ程でもないけど...)
それでも生きていることのありがたさに感謝して日々過ごしております。



ことの発端は昨年8月9日出勤日でした。
7月は夏とは思えない位雨続きでうんざりはしたものの比較的過ごしやすい
気温で推移していました。


そして8月に入り突然の梅雨明けからの猛暑。
体がまだ暑さに慣れていないのか、通勤途中めまいとだるさで乗り換え駅のベンチにその都度座ってしまい、仕事先最寄駅の北赤羽のトイレで不整脈とだるさとめまいで、抗不安薬リーゼを服用しました。
(持病で期外収縮という不整脈がある為リーゼはいつも持参していた。)


それでも、おさまる気配がなく駅舎に駆け込み休憩していましたが、全然回復せず
救急車を呼んでもらい、その間、体験したことのない身体の硬直と痙攣と息苦しさ
ああ、死ぬのだな。と半ば諦めのような感じで病院に運ばれていきそれでも
救急隊員の人の横柄さと病院スタッフに「死んじゃう」と言っても「は~っ?」と軽くあしらわれ病名を知って、なる程と思いました。


熱中症からの過換気症候群とのことでした。


そして、翌週今度は自宅で発症して再び過換気症候群と診断→心療内科へと言われ
心療内科でパニック障害及び仮面うつ(初めて聞いた病名)と診断されてSSRI(抗うつ薬)と抗不安薬リーゼを処方されましたが、最初の1ヶ月はこのSSRIの薬の副作用(むかつき、食欲不振)がホントきつくて止めたくなりましたが、徐々に慣れて体調もだいぶ良くなり、人ごみも電車も臆することなく今は乗ることができます。



そんな中12月のとある日右胸に今まで感じたことの無い小さなしこりを感じました。
しかし、わずか1ヶ月前の11月に定期検診の超音波で「異常所見無し」と診断されたので大丈夫だとは思ったのですが、念のため近所のSレディースクリニックでマンモ、超音波と細胞診をしてもらいました。
数年前同じ右胸に良性の乳腺症を患ったことがあったので今回も同じではと思ったのです。
しかも、細胞診をした後しこりはなくなっていて、よく良性の腫瘍は消えてしまうことがあると見聞きしたからです。



そして、1月14日検査の結果を聞きに行くと細胞診の結果クラスⅤという診断。 
      Mucinous carcinoma(粘液癌)という診断でした。
でも、まだはっきりしないから更に針生検をしようと同意書を渡され、日程を決めて20日にすることを決めて、帰り際に「細胞診検査報告書」を渡されていないことに気づきスタッフに言いもらって帰りました。



そして、帰ってから怒涛のネット検索です。粘液癌は針生検をするとがん細胞を周囲にまき散らす恐れがあるのでしない方が望ましいこと。細胞診でクラスⅤならほぼ100%癌なので確定診断で良いということ。粘液癌は進行がゆっくりといえど
リンパに転移すると予後が格段に悪いとのこと。
抗がん剤などが効きにくい癌だということで、見つけ次第化学療法等は行わず原則切除ということ。


先日の細胞診でも傷跡が2週間ぐらい残ったので、他の病院をさがし新宿の有名なBセンターをタイミングよく17日受診。
そしてK先生も確定診断でよく針生検はやらない方が良いとの診断でその日のうちにMRIを撮影することができ、月曜日の20日の午前中に画像が届くので午後なら予約しても大丈夫(すべてがスピーディー)で15時に予約。


当然Sレディースクリニックの予約はキャンセルしました。


思えばSレディースクリニックで確定診断は早い方が良いと考え最初17日に針生検予約しようとしたけどたまたま先生の都合が悪くて20日なった。先生の都合が悪くて良かった。(笑)早まらなくて良かったと今は思いました。


そして20日旦那さんと一緒に受診。粘液癌とのこと。ステージはⅠ。リンパ節への転移は見られないとの所見。ですが、手術は早い方が良いと思い、27日に予約しました。
思えば初診からわずか10日目の日です。



25日は封じの宮の行田八幡宮様にお参りに。神聖な気持ちになりました。